パリで注目の新しいキャンドルブランドから試してみたい3つをチョイス

コスメ

パリジャンはアロマにとても敏感です。ディナーやアペリティフに友人の家に招かれると、必ずと言っていいほどキャンドルを見かけます。

パリの家庭では、デコレーションにもなり、コージーな雰囲気を作ってくれるキャンドルが必須アイテムなのです。

今日は2013年以降にスタートした、比較的新しいキャンドル・ブランドをご紹介します。香水に特化したニッチ・パフューム・ブランドをお探しの方は、こちらで紹介していますので覗いてみて下さい。

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OPAARK – オパーク

「OPAARK – オパーク」はアントワンさんとアルノーさんが、2016年にパリの下町でスタートしたブランドです。メイド・イン・フランスのエコロジーなキャンドルを手の届きやすい価格で作ろうと、フランス各地で原料や工場を探しまわったのだとか。

そしてついに、フランス生まれの大豆ワックスを使ったキャンドルをリリース。ワックスの原料の大豆にも、遺伝子組換えのものは使っていない徹底したオーガニック製品を世に送り出したのです。

シンプルで “良い物” を作り出すことにこだわるオパークでは、アンティーク風のポマード瓶に手作業でワックスを流し入れてキャンドルを作っています。

また、ローソク芯にウッドを使うことも、オパークのこだわりの1つです。木芯を使うことで、香りの広がりとともに小さくパチっと暖炉の木が燃えるような音がするので、温かいムードをかもし出してくれます。

オパークのオリジナル作品でおすすめなのは、“ l’herbe coupée – 草刈り ” や “ Lin -麻 ”というちょっと変わったネーミングのキャンドルです。

かつてフランス中でキャンドルの要素を探しているうちに、自分たちの目指す香りは自然と調和した大地や木の香りだと気づいたと言います。そんな想いが、ウッドベースの素朴でフレッシュな香りの根底にあるようです。

ほんのりとフルーティーで心地良いアロマを放つ、オレンジ・フラワーやイチジクなどのベーシック・コレクションも個人的におすすめです。

今ではリピーターのリクエストに答えてLサイズキャンドルをリリースしたり、同じエコブランドのHast-アスト(洋服)やAraku-アラク(コーヒー)とのコラボなども積極的に行っているオパーク。爽やかで優しい香りをぜひ試してみて下さい。

そしてお気に入りの香りを見つけたら、大切な人へのプレゼントにどうぞ。

MERCI(セレクトショップ代理販売店) 
住所 :111 boulevard Beaumarchais 75003 Paris 
他20店舗ほどのセレクトショップで販売中
電話番号: +33 (0)1 43 27 47 87
営業時間:  月曜日:10:00 − 19:30
       日曜日:11:00 − 19:30     
アクセス:メトロ8号線 Saint-Sébastien – Froissart
https://www.merci-merci.com/fr/

Kerzon – ケルゾン

「Kerzon – ケルゾン」は、エチエンさんとピエール-アレクシスさん兄弟が2013年末にスタートしたアロマ・ブランドです。

ブランド名の由来は、2人が子どもの頃にバカンスを過ごした家の名前。ブランド立ち上げのインスピレーションは、この家のたんすの引き出し1つ1つに、お婆ちゃんが入れていた手作りの匂い袋から生まれたそうです。

その家を整理した時。ラベンダーやシナモン、スターアニスなどの香りと共に、幼いころの思い出がよみがえって来たのだとか。お婆ちゃんの香りの現代バージョンを作りたいという想いから、ケルゾンはスタートしました。

マレ地区にあるブティックは、清潔感あふれるホワイトベースにアクセントカラーはグリーン。デコレーションにも植物がたくさん置いてあり、オーガニックでナチュラルな製品のイメージにピッタリです。パッケージ・デザインは、もとグラフィック・アーティストだったピエール-アレクシスさんの担当。ポップでありながら洗練されたデザインと、落ち着いたキレイなパステルカラーがベースです。

匂い袋やソープなど商品ラインナップも充実していますが、ここではキャンドル・コレクションに注目しました。

中でも特にパリスタおすすめは“パリの散歩シリーズ”です。シリーズのテーマは、世界で一番美しい街パリの散歩道や公園。中でも、「パリの公園セット」は、特に人気の高い3つの場所を紹介するおすすめ品です。セット内容を少しご紹介します。

◇パリで最も自然に近いと言われる“ビュット・ショーモン公園”の香りは、森に迷い込んだようなウッド・ベース。

◇ミツバチの巣箱がある“リュクサンブール公園”は、はちみつとリラの花のコンビネーションで甘いアロマを漂わせてくれます。

◇“ヴォージュ広場”は、広場を囲む赤レンガの家々のベランダに咲くジェラニウムとバラのロマンティックな雰囲気が漂うアロマです。

以上の3つがパステル・グリーンのボックスに入っていて、色々な匂いが楽しめる豪華版が「パリの公園セット」です。

「地球にも家族にも優しい素材を使う」というのが、ケルゾンのモットー。使用する植物油とワックスや香料は、南仏で生産しているメイド・イン・フランスのオーガニックです。

パリの思い出の場所を選べるケルゾンのキャンドルから、あなたのお気に入りの場所を選んでみて下さい。

Kerzon – ケルゾン
住所 : 68 Rue de Turenne 75003 Paris
電話番号: +33 (0) 1 44 43 75 07
営業時間: 火-金曜日:11:00 − 19:30
定休日:日・月曜日   
アクセス:メトロ8号線 Saint-Sébastien Froissart 駅
https://www.kerzon.paris/fr/

La note parisienne – ラ・ノート・パリジャン

上記ケルゾンではパリの散歩道をテーマにしていますが、「La note parisienne – ラ・ノート・パリジャン」ではパリの各地区ごとのテーマ・キャンドルをリリースしています。

このブランドの創業者の1人、ルイ-シャールズ・アカさんは、大学時代にパリの“香りの歴史”について調べていました。

パリは地区によって、モニュメントや歴史的出来事、何より雰囲気がかなり違います。にも関わらず、各地区のアイデンティティを表現する香りがないことに、アカさんは研究を深める中で気付きます。

そこで共同経営者のフローレン・マータンさんと、パリの各地区のアピール・ポイントを表現するアロマを作ったのがラ・ノート・パリジャンは生まれたわけです。

ブランドリリースまでの行程で最も時間を要したのは、各地区の歴史や特徴、細かい要素までの全てを書き出す作業だったと言います。だからブランド・ロゴに羽ペンをモチーフを採用しているのです。

 ラ・ノート・パリジャンの一番人気は、「1区」のキャンドルでしょう。壁一面のステンドグラスが幻想的なサント・シャペル教会、そして壮大なルーブル美術館。パレ・ロワイヤルの回廊などの優雅なルイ王制時代が気品良くほのかに香るユリの花、ムスク、クローブなどのコンビネーションで再現されています。

スタンダード以外の地区を試してみたい方は、色んな人種とカルチャーが行きかう「18区」がいいかも知れません。見事なアロマのバランスで、完成度が高い作品なのでおすすめです。

自分のお気に入りや思い出のある地区のキャンドルををチョイスして、お土産やプレゼントにするなんて、いかにもパリらしくておしゃれじゃないでしょうか。

現在のラ・ノート・パリジャンのコレクションは、1~10区までと13、15、16、18区の14作品です。パリのアイデンティティを表現したキャンドルの数々、楽しみながら選んでみて下さい。

Publicis Drugstore (代理販売店)
住所 : 133 avenue des Champs-Elysées 75008 Paris
他10店舗ほどのセレクトショップで販売中
電話番号: +33 (0) 1 44 43 75 07
営業時間:  月-金曜日:8:00 − 2:00
                    土・日曜日:10:00 − 2:00    
アクセス:メトロ1号線 Charles de Gaulle-Etoile, George V 駅

 

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