香水と言えばパリ!匠の技から生まれたこだわりの3ブランドを紹介

コスメ

パリジャンは、洋服を着るように香水をまといます。香りは、日常に欠かせないアクセサリーの1つなのです。
大御所ブランド香水のおすすめは次の機会にご紹介するとして、ここでは職人気質の強い自分たちのこだわりを追求した注目の3ブランドについて触れてみます。

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L’Artisan Parfumeur – ラルチザン・パフュ−マー


「バナナの衣装でステージに出るから、化学専攻の知識を活かしてバナナの香水を作ってよ。」というタレントの友人のジョークから、「ラルチザン・パフュ−マー」の冒険は始まりました。

友達のリクエストに見事に応えたのに続き、グレープフルーツとバニラの香水も完成。フレグランスの魅力に引きこまれ、次々と独自のパフュームを披露したことから、ブランド名の由来となる「香りの職人 – ラルチザン・パフュ−マー」と呼ばれたそうです。

もともと香水というのは、ファッションの大御所ブランドがそのブランド名を冠にしてリリースするものでした。ところが彼は、1979年にパリ7区のグルネル通りに、「自分たちのブランド名」でお店をオープン。当時の既成概念を打ち破ったパイオニアなのです。

それから職人的技術を大切にしながら「一人ひとりに合うフレグランスを提供する」をモットーに、大切にブランドを育てました。

自然をテーマにフルーツを使いこなした数々のパフュームをリリースして、大成功を納めます。初めてイチジクをテーマにした香水を作ったのも、このラルチザン・パフューマーです。

彼らのコレクションの中でも、一押しはミュール・エ・ムスクでしょう。創業時から存在する香水ですが、今でもロングヒット・ベストセラーです。

レッド・フルーツの甘さと、アクセントになるブラック・ベリーのシャープな香りは絶妙な組み合わせで、少女から大人まで魅了します。

ミュール・エ・ムスクに、さらにカシスのフレグランスを加えたミュール・エ・ムスク・エクストリームもリリース。こちらは、従来のアロマにもう一歩踏み込んだ深みのある香りとなっています。

あえて完成した成功作品をもう一度見直して手を加え、常に進化していくというパイオニア精神は、常にラルチザン・パフュ−マーの原動力と言えるでしょう。これからの作品展開も、とても楽しみなブランドです。

L’Artisan Parfumeur – ラルチザン・パフュ−マー
住所 : 167 Boulevard Saint-Germain, 75006 Paris 他パリ市内に4店舗
電話番号: +33 (0)1 43 27 47 87
営業時間:  月曜日:10:30 − 14:00, 14:30 − 19:30,
       火〜土曜日:10:30 − 19:30
            日曜日:13:00 − 19:00      
アクセス:メトロ4号線 Saint-Germain-des-Prés 駅
https://www.artisanparfumeur.com/en-gb/home.html?fc=1&currency_code=GBP

ATELIER COLOGNE – アトリエ・コロン

アトリエ・コロンは、パフューム関連会社で出会ったフランス人カップル、クリストフさんとシルヴィーさんの2人によってスタートしました。

2人はこのブランドの立ち上げ時に結婚し、互いの情熱から香水の新しいカテゴリー「コロン・アブソリュ(ピュア・パフューム)」を生み出したのです。

コロン・アブソリュとは、パフュームよりも柔らかく匂いが持続するオーデコロンをベースに、エッセンシャルオイルを多く加えることで香りの新鮮さをいっそう長く保ち続けるというもの。

香水はオーデコロン⇒オードトワレ⇒パフュームの順に、フレグランスの濃度が高くなっていきます。同じブランドの香水でも、オーデコロンとパフュームで香りが違うことに気づいた人は多いでしょう。

「つける人の心の状態に寄り添い、時々の気分にアクセントを添えたり、気持ちを奮い起こさせるのが香りの役目」というのが、アトリエ・コロンのコンセプト。どんな人でも、どんな気分でも寄り添えるように、5つのカテゴリーに分類された多数のコレクションを用意してくれています。

シルヴィーさんは、「朝は光と温かさにスパイスをちょっと感じるボワ・ブロンド、アフターウォークはゆったりと落ち着きをもたらせてくれるサンタル・カーメン」という風に色々なシーンをイメージして作品を作り出しているそうです。

ほのかに漂うアロマが、その時々にピッタリのニュアンスを残し、日々の生活場面に演出を加えてくれます。

おすすめの使い方は、たくさんのコレクションの中から自分の好みと生活シーンにあった何種類かを選び、1日の中で使い分けてみることです。

ケミカルな原料を使わないという強いこだわりのもと、世界中から集めたナチュラル素材で作られたアトリエ・コロンの香水は、どれを選んでも間違いはありません。

アトリエ・コロンには、もうひとつ人気の秘密があります。それは、「10色から選べるカラフルなレザーケース」です。ため息が出るような美しい色が勢ぞろい。使い手のイメージに合わせてコロンと一緒に選べるので、プレゼントにもおすすめです。

時と、場所と、気分に合わせて使い分けることができるアトリエ・コロンの作品。あなただけの使い方を見つけて下さい。

ATELIER COLOGNE – アトリエ・コロン
住所 : 8 RUE SAINT-FLORENTIN 75001 Paris
電話番号: +33 (0)1 42 60 00 31
営業時間: 月曜日〜土曜日:11:00 − 19:00
定休日: 日曜日
アクセス:メトロ1号線 Concorde 駅
www.ateliercologne.fr

PARLE MOI DE PARFUM – パルル・モア・ドゥ・パルファム

パルル・モア・ドゥ・パルファム – PARLE MOI DE PARFUM の誕生には、素敵なファミリー・ストーリーが背景にあります。

クロエやバーバリーの一流調香師として大活躍していた父親のミシェルさん。その香水をパリで披露したいと、息子の一人が中心になってスタートしました。

PARLE MOI DE PARFUM – フレグランスの話をしよう」というブランド名は、まさに父親が語り続けたアロマの世界に家族全員が魅了されたことのシンボルとも言えるでしょう。2人の息子も、父の背中を見て育つうちに自然とパフュームの世界に進んで行ったと言います。

レザージャケットに手を通すと既にレザーと合う素材の組み合わせが思い浮かび、ギモーヴ(マシュマロ)を口にするともうヴァニラとオレンジ・フラワーのコンビネーションが目に見える、というひらめきの天才、匂いの魔術師の父親。

その情熱作品をどうやってパブリックに届けられるのか?母親も参加して家族ぐるみでお店のコンセプトやインテリアを考え、おしゃれなブティックの集まるマレ地区に1号店をオープンしました。

パルル・モア・ドゥ・パルファムの中で、ぜひ試してみていただきたいのが、ギモーヴ・ドゥ・ノエル と ウッディ・パーフェクト・オードパルファムの2つです。

ギモーヴ・ドゥ・ノエルは、バニラ中心のわた菓子のような甘い香り。クリスマスなどの楽しい子ども時代の記憶を蘇らせ、心温まる優しい気持ちにさせてくれます。

ウッディ・パーフェクト・オードパルファムは、前者とは対象的な香りです。スモーキーで独特な香りのベチバー草と、コーヒー&レザーという大人の嗅覚をくすぐるコンビネーション。ロック歌手とファンが一体になって作り出す「熱狂的なステージの開放感あふれた自由の象徴」というイメージだそうです。

アロマとイメージを自由に操り、みごとに具現化して私たちに届けてくれるパルル・モア・ドゥ・パルファムの香水。パリに来たら、ぜひ試してみて下さい。

PARLE MOI DE PARFUM – パルル・モア・ドゥ・パルファム
住所 : 10 Rue de Sévigné, 75004 Paris 他パリ市内に1店舗
電話番号: +33 (0)9 86 47 07 99
営業時間: 火曜日〜日曜日:11:00 − 19:30
定休日:月曜日
アクセス:メトロ1号線 Saint-Paul 駅
https://parlemoideparfum.com/en/
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