パリのスイーツと言えばチョコレート!ユニークなショコラチエベスト3

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パリの街を歩くとチョコレート専門店がたくさんあることに気づきます。食後のデザートとクリスマスやお礼の時にチョコレートを送る習慣もあるため、男女問わずフランス人には欠かせないスイーツの一つです。

こちらではチョコレートを専門にしている、注目のオリジナリティあふれるショコラチエベスト3をご紹介します。

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Le Bonheur −ル・ボヌール(幸せ)

「Le Bonheur −ル・ボヌール(幸せ)」というプラリネ・チョコレート専門店が2018年、ルーブル美術館近くのサント・ノーレ通りにオープンしました。プラリネとはア-モンドやヘ-ゼルナッツなどを焙煎し、甘みを加えてペースト状にしたものです。

この店をオープンしたのはLaurent Morano (ローラン・モレノ)氏。彼はトゥール・ダルジャン、ピエール・エルメ、フォション、ラデュレなど数々の有名店で腕をふるってきた実力派です。

その後ロシアのサン・ペテルスブルグのお店、Счастье(シャースチエ=幸せ)でシェフとして活躍、パリにフランス語版、「Le Bonheur −ル・ボヌール(幸せ)」をオープンしました。

彼のチョコレートは全てプラリネをベースにして、ナチュラル素材を加えたオリジナル・レシピ。その中でもおすすめはピスタチオとバジリコ、ジンジャーとパフライス、ごまと海水塩のプラリネ・チョコレートでしょう。それぞれの素材の良さが最大限に引き出された絶妙なフュージョンのテイストです。

そして驚きなのはナッツを煎って、バジリコオイルを抽出するなどル・ボヌールのチョコレート作成は全て手作業。カラフルな包み紙に一つ一つ手で包み、ペンで製造年月日を書き、真心を込めて作られています。

このチョコレートは全て、1つ50gのキューブ型。「幸せのキューブ」と呼ばれています。この形も大切な人たちへのプレゼントに持って行きやすく、手のひらに乗る重みがその人への気持ちのシンボルになる、という思いからだそうです。

心が温かくなるカラフルな包み紙とギフト・ボックスには幸せを運ぶエンジェルのデッサン入りです。大切な人たちのためのプレゼントはル・ボヌールの「幸せのキューブ」で決まりですね。

Le Bonheur − ル・ボヌール(幸せ)
住所 : 148 rue Saint-Honoré Paris 75001
電話番号: +33 (0)1 42 60 58 75
営業時間:土〜金曜日 11:00–19:00(日曜 12:00–18:30)
定休日: なし
アクセス:メトロ1号線 Métro : Louvre-Rivoli 駅
https://lebonheurparis.com/

Maison le roux – メゾン・ルルー

日本人にも大人気の塩バターキャラメル。その発明の父、チョコレート・キャラメル職人のアンリ・ルルーさんが始めたブランドが「Maison le roux – メゾン・ルルー」です。

1977年にブルターニュ地方の地元特産品、塩バターを使ってチョコレートを作ろう、と試行錯誤を重ねて生まれたのが塩バターキャラメル。

当時は塩をスイーツに使うというアイデアはなく、味にこだわる保守的なフランス人の間でも思いもよらぬ大成功。またたく間に口コミで人気が広がっていったんだそうです。

1980年にはフランスNo.1スイーツ賞を獲得、他のショコラチエたちもこぞって真似しようとしましたが、誰も彼の味を再現できた人はいなかったそう。そして翌年には商標登録され、メゾン・ルルーの塩バターキャラメル・チョコレートはトップセラーとして看板商品になりました。

彼のチョコレートは数々の賞を受けたことでも有名です。毎年世界中からショコラチエが集まる、「サロン・ドゥ・ショコラ見本市」でもチョコレート・ドレスを作る常連という腕の持ち主。

メゾン・ルルーの塩バターキャラメル・チョコレート以外の作品にも注目です。

世界一の贅沢品と胸を張る「Truffe de Truffe® − トリュフ宝石チョコレート」。柔らかいガナッシュクリームにフレッシュ・トリュフの繊細なテイストが一級品。日本とのつながりも深く、「抹茶とゆずの板チョコ」も賞を取った一品です。

セットのおすすめは、「LE COFFRET BRETAGNE – ブルターニュ地方のチョコレート・セット」。「Maison le roux – メゾン・ルルー」の歴史と思いが詰まっています。このメゾンにしか出せない塩バターキャラメル・チョコレートを味を堪能して下さい。

Maison le roux – メゾン・ルルー
住所 : 1 rue de Bourbon le Château Paris 75006
電話番号: +33 (0)1 82 28 49 80
営業時間:日〜木曜日 11:00–14:00, 15:00–19:00
金・土曜日 11:00–19:00
定休日: なし
アクセス:メトロ4号線 Métro : Saint-Germain des Prés 駅, Mabillon 駅
メトロ10号線 Métro : Odéon 駅,
Maison Le Roux Chocolatier Caramélier, creator of the famous CBS® Caramel au Beurre Salé (Salted Butter Caramel)
Great Chocolate maker and "Caramélier", Maison Le Roux is the creator of the famous CBS ® « Caramel au Beurre Salé » (Salted Butter Caramel). Visit our online S...

Le Chocolat de Francais – ル・ショコラ・デ・フランセ

どこか愛嬌のある赤いカエルのマークとぱっと目につくヴィヴィッド・カラー。

パリジャンに大人気の「Le Chocolat de Francais – ル・ショコラ・デ・フランセ」の誕生には3人の友情物語があります。

2004年にアート大学でマチューとポールが出会い、その後ヴァンソンが加わり、3人は彼らのパッション、デザインアートとチョコレートで意気投合。伝統的なチョコレート業界に革新的な追い風と斬新なデザイン、楽しいカラーを加えようと彼らの冒険は始まりました。

子供の頃食べた、シンプルでおいしいチョコレートをイメージし、素材はカカオバター100%のメイド・イン・フランス!彼らのもう一つの大切なコンセプトです。

最高の素材と厳選されたフランスのアトリエに製造を依頼。エクアドルとペルー産のカカオとできるだけフランス産の材料を使うことを心がけています。その上、防腐剤、保存料などは一切使っていないオーガニックというこだわり。

フランスのシックでクラシックなイメージとはほど遠い、ポップで遊び心をくすぐるデザインを手がけるパッケージ・デザイナーは約60人。常にユーモア溢れる新しいデザインを求めてアーティストやイラストレーターたちとのコラボにとても積極的です。

大御所デザイナーでも、彼らのメイド・イン・フランスのコンセプトに共感してくれる人が多く、快く引き受けてくれるんだとか。

このバラエティーに富むパッケージのコレクショナーもどんどん増えて、イースターやクリスマスなどの限定品はパリジャンにも人気がかなり高いそう。

ル・ショコラ・デ・フランセは独自のお店を持たずに委託販売一本。パリでの購入は、ボンマルシェやギャラリー・ラファイエット、プランタンなどの食料品売り場が便利でしょう。

可愛いデザインがありすぎてチョイスに迷う場合は、小さなスクエアチョコレート詰めがいいでしょう。デコレーションにもなるので食べたくなくなってしまうかもしれませんが。フランスがコンセプトのこのチョコレート、お土産にも喜ばれるのでおすすめです。

Le Chocolat de Francais – ル・ショコラ・デ・フランセ
主な代理販売店
GALERIES LAFAYETTE HAUSSMANN(ギャラリー・ラファイエットデパート)
住所 :27 Rue de la Chaussée d’Antin 75009 Paris
電話番号: +33 (0)1 42 82 30 83
営業時間:月〜土曜日 9:30–20:30(日曜 11:00–20:00)
定休日: なし
アクセス:メトロ7号線 Métro : Chaussée d’Antin – La Fayette 駅, https://www.lechocolatdesfrancais.fr/en/

 

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