パリのシーフード・レストラン、注目の厳選3店はこちらで決まり!

レストラン

フランスは“お肉料理に赤ワイン”というイメージが強いのですが、実はシーフードも試して頂きたいお料理の1つです。

生カキやエビの豪華なシーフードプレートがおすすめのレストランは次の機会に紹介するとして、今回はパリで専門性のあるユニークな注目のシーフード・レストランをご紹介します。

スポンサーリンク

 Léon de Bruxelles – レオン・ドゥ・ブリュッセル

レオン・ドゥ・ブリュッセルは100年以上前にベルギーのブリュッセルで生まれ、今ではすっかりパリに馴染んだムール貝専門店です。

フランスでは「ムール・フリット」という言葉があるくらい、ムール貝とフライドポテト(それにビール!)はお決まりのセット。

レオン・ドゥ・ブリュッセルは新鮮なムール貝がリーズナブルな値段で味わえることや、バリエーションのある調理方法で飽きがこないとすぐに人気を獲得しました。

子ども連れも大歓迎というスタンスでお子様ランチもあります。待ち時間を楽しく過ごせるようにと子ども用ゲームパックもサービスしてくれるなど、家族連れに嬉しい気配りも人気の理由の一つでしょう。

魚介大好きな人におすすめしたいのは、タパスメニューにあるイカ、魚、ムール貝などのフライです。魚介類のパテやポワレを選ぶという手もあり、レオン・ビールを片手にみんなでシェアすれば様々なテイストが楽しめます。

レオン・ドゥ・ブリュッセルで、いちばん試していただきたいメイン・メニューは定番「Moules Marinières-ムール・マリニエール」です。

ムール貝をふっくらと白ワインで蒸した一品にフライドポテト付きで、ほとんどのお客さんがこの定番メニューを目当てにやって来ます。

ムール貝を食べる時のコツをひとつ。身を食べて空になった貝殻を洗濯バサミのように使って、他の貝をつまみながら食べていくのが王道です。ムール貝が食べやすいので、ぜひ試してみて下さい。

肉料理派にもステーキやチーズバーガーなどがあり、魚料理派ではない人ともいっしょに出かけられます。

レオン・ドゥ・ブリュッセルは、パリ市内に10店舗あります。シャンゼリゼやオペラなど、メジャーな観光地の近くにもあるので便利です。子ども連れでも大人同士でも行ける雰囲気のお店なので、ムール貝が食べたいなら迷わずココで決まり!

Leon de Bruxelles
住所: 120 Rue Rambuteau 75001 Paris(他パリ市内に10軒)
電話番号: +33 (0)1 42 36 18 50
営業時間:11:45-23:00 
定休日:なし 
アクセス:メトロ4号線 Métro : Les halles 駅
https://www.leon-de-bruxelles.fr/en/

Le Crab Marteau – ル・クラブ・マルトー

凱旋門から徒歩5分という観光帰りにも便利な場所にある「 Le Crab Marteau – ル・クラブ・マルトー」。外壁の赤い浮輪が目印になります。

内装はウッドベースでレトロなスタイル、一見海辺の街のカフェという雰囲気です。木のテーブルとナップの上は新聞紙で覆われています。そしてテーブルの上にはまな板に木のハンマーと赤いエプロンのような前掛け。床にはバケツ。

ここはその名の通り、カニをハンマーでガンガンと割って食べるというユニークなコンセプト・レストランなのです。

魚介類はフランス西海岸、ブルターニュ地方の港から毎日直接発送。1匹800gから1kgあるという新鮮なカニは季節によって2種類あります。2月から4月は「海のクモ – l’araignée de mer(アレニエ・ドゥ・メール・カニ) 」というタラバガニのような足の長いカニ、5月から11月はまるっこい「Tourteau(トートー・カニ)」が主役です。

他の魚介類もあり、季節と天気によって毎日仕入れが変わるので、黒板メニューに入荷したてのおすすめ品が書かれています。

マストはもちろんカニですが、季節ものの海の幸に目移りして、オーダーに迷うかも知れません。そんなときは、カニまるごと1匹だけのメニューに、カニとオマールエビや生カキを半分ずつの組み合わせメニューを加えるのがおすすめです。

初めて行くと、大きなカニを目の前に戸惑ってしまうかもしれませんが、サービス係の人が丁寧に食べ方を教えてくれます。

用意されている大きな布エプロンで防備したら、まずはカニの甲羅をとって真ん中にナイフで切れ目を入れます。あとは、ガンガンと豪快にハンマーで叩き割っていただきます。海のクモカニの場合は、長い足を食べるのもお忘れなく。

周りにカニの破片が飛ばないように気を付けることは必要ですが、周りもみんな同じ状態なので、そんなに神経質にならなくても大丈夫。地元の人ワイワイガヤガヤ和気あいあいで集まって要る店内は、とても和やかで楽しい雰囲気です。

魚料理も肉と同じで、焼きすぎると美味しくないと、レアのように焼くレストランが少なくありません。新鮮なので、刺し身感覚で食べるのも有りですが、グリルの魚を注文した場合は「Bian cuit(ビアン・キュイ−しっかり焼いてね)」とお願いするのが無難です。

Le Crab Marteau – ル・クラブ・マルトー
住所: 16 rue des Acacias 75017 Paris
電話番号: +33 (0)1 44 09 85 59
営業時間:月-土曜日 12:00-14:30, 19:30-22:30 
定休日:日曜日
アクセス:メトロ1号線 Métro : Argentine
https://www.crabemarteau.fr

Juste – ジュスト  

Juste – ジュストの2人のオーナーは、フランス南西部の自然が美しい島、“レ島”出身です。

2人はパリに来て、シーフードが高級品で、専門レストランともなるとかなり値が張ることにとても驚いたのだとか。そして5代に渡り養殖カキ業や魚介類を取り扱う会社とパートナーシップを結び、「Juste – ジュスト」をスタートしました。

パリで新鮮なシーフードが手の届く値段で気軽に食べられる、と口コミで人気はすぐに広まっていきました。

2019年には、名だたるシェフたちが選ぶ「ハイクオリティ・レストラン」のラベルをみごとに獲得したのです。

漁師のおうちにいるようなブルーとホワイト・カラーをベースに、木のテーブルを配した店内はコンテンポラリースタイル。シンプルかつシックな仕上がりのお店です。

入り口近くのカウンターの下には水槽があり、届いたばかりのオマールエビが元気に泳いで新鮮さをアピールしてくれます。

オーダーは、定番メニューをそのままか、貝類メインと 付け合わせを選ぶ2通りがあります。
定番メニューは、季節によってベースが変わる魚介類のスープ、お魚のグリルなど。ベース材料はどれも旬で品質の高い素材を使うためにシーズンごとに変わります。

貝類メインと付け合わせの方は、コック貝、あさり貝、ムール貝、マテ貝などからメインを一つ決め、付け合せにはポテトやなすの炒め物、ソースがしっかりからむフジッリパスタなどから選びます。

他にも巻貝、かにのはさみとマヨネーズ、シャコなど、メニューは豊富です。新鮮なカキは1つから、オマールエビは半分から注文できるので、気軽なアントレにぴったり。ワインかビール一杯を片手にシーフードを1、2品選んで、みんなでシェアするといいでしょう。

テイクアウトもでき、そのまま魚屋さんのように買って行くか、調理してもらうかを選べます。

新鮮な貝類をお手頃な値段で楽しみたいなら、カジュアルシーフード・レストランのジュストがコスパ一番でしょう。

Juste – ジュスト
住所: 48 rue Laffitte, 75009 Paris , France
電話番号:+33(0)9 82 33 93 47
営業時間:月〜金12h-14h30 / 18h30h-22h30
        土 12h-15h30 / 19h-23h
        日12h-15h30
定休日:なし
アクセス:メトロ12号線 Métro : Notre Dame de Lorette 駅
http://juste-producteur.com/
タイトルとURLをコピーしました