パリのイタリアンレストランおすすめベスト3は味も雰囲気もハズレなし

レストラン

せっかくパリを訪れたなら、パリならではの「おいしい食事」を楽しみたいものです。

パリの街には世界中のあらゆる国のレストランが軒を連ね、どんなジャンルの料理もよりどりみどり。ただ、「イタリアンだけは、ハズレが多い」という残念な評判もチラホラあります。

そこで、フランス在住15年の私が、自信をもっておすすめする「本当に美味しいイタリアンレストランのベスト3」をご紹介します。パリ中心地にあってロケーションも良く、味はもちろんお店の雰囲気も抜群!私のイタリア人の友人が太鼓判を押してくれたお店だけを厳選しました。

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ピザが美味しいお店「Enza & Famiglia Pizze Vino」

最初にご紹介するのは、「Enza & Famiglia Pizze Vino-エンザ・ファミグリア・ピザ・ヴィノ」です。

場所はルーブル美術館から徒歩約10分ほどでセーヌ河にほど近く、地下に大きなショッピングモールを備えたレ・アール駅が最寄りです。

お店の規模はこじんまりしているものの、夏には道にテラス席も出ています。場所柄か、客層は若いカップルやオフィスで働く人が多く、子供連れのファミリーは少なめです。私自身も7歳の子供を連れて行ったことがありますが、どちらかと言うと「大人におすすめのレストラン」という印象でした。

肝心のメニュー内容をご紹介します。まずはアペリティフのおすすめは、イタリア産リキュールのアペロルにスパークリングワインを合わせた一番人気 スプリッツ。ほどよい苦味のアクセントが効いたスッキリ感は、乾杯にもってこいです。ほかには、レモンのリキュールを使った甘い香りのリモンチェッロのソーダ割りもおすすめです。

黒板書きのメニューには、今日のおすすめ品だけでなく、旬の季節食材やベーシックなピザまでが盛りだくさん。

生粋イタリア人の友人いわく、ピザの基本と言われるマルガリータを食べれば、本当に美味しいピザ屋かどうかがわかるのだとか。もちろん、この「Enza & Famiglia Pizze Vino-エンザ・ファミグリア・ピザ・ヴィノ」のマルガリータは文句なしの美味しさです。

もちもち生地にたっぷりのトマトソース。店の奥にある調理台で、ピザの生地をくるくるっと回しながら伸ばしていく調理過程を楽しめるのも美味しさをアップしてくれます。私はいつも3/4枚ぐらいでお腹がいっぱいになるくらい、ボリュームも満点です。

でも、もしもお腹に余裕があるなら、デザートのティラミスもイチオシの美味しさなので、ぜひ試してみてください。

小さなお店のため、すぐに満席になってしまうのが唯一のデメリット。確実に食べるには、お昼は12時に入店して(ランチは予約不可)、夜は予約をしてから行きましょう。

●Enza & Famiglia Pizze Vino

住所: 19 rue du Roule 75001 Paris
Tel :  0033 (0)1 40 26 71 25
https://www.facebook.com/enzaefamigliapizzevino/
前菜 5€~
メインディッシュ 12€~
デザート6 €~

パスタならここしかない「La Perla 」

次にご紹介したいのは「La Perla-ラ・ペルラ 」。このお店もショッピングモールのレ・アールに近い場所にあります。かつてのジャック・シラク大統領がイギリスのエリザベス女王と散歩をして、肩に手を回したとか回さないとかで有名になったMontorgueil(モントルグイユ)通りに面しています。たまにしか車の通らない、ほぼ歩行者天国状態の通りという印象です。

この「La Perla-ラ・ペルラ 」は、シシリア島 のトラディショナルな料理がベース。厳選した新鮮食材からなるメニューを提供してくれるレストランとして、シシリア島出身の友人に教えてもらいました。テイクアウトのお惣菜コーナーも充実しているので、ショーケースに並ぶ色とりどりの食材を見ているだけでも陽気になります。

2018年に改装。古き良きヴェニスやローマをイメージしたイタリアのバロック様式の絵画が壁を飾る、落ち着いたラウンジ風の内装です。間接照明やベロアのソファや椅子が、コージーな雰囲気をかもし出しています。

光がいっぱい注ぎ込む大きなテラス席は、夏は冷房があり、冬はガラス戸で仕切って暖房も入れてくれるので、太陽の光を求めるパリジャンであふれています。客層を観察してみると、ランチタイムこそ買い物帰りの家族連れがいますが、オフィスの人たちの利用が主です。ランチも人気ですが、夜もアフター5から夜23時まで賑わっています。

このお店の推しは、色んなパスタがあること。ペンネ、リガトーニ、フュジーユ、リングイネなどなど。中でも私のおすすめは、『あさりとガンバスエビの魚介類リングイネ』です。リングイネはスパゲティに似たロングパスタですが、スパゲッティは断面が円形のスパゲッティと違って、リングイネは楕円形で平たい部分が多いので、魚介類の味を引き出すパスタに仕上がっています。季節によっては、トリュフ、いちじくなどの今日のおすすめも出るので、そちらもぜひお試しあれ。

●La Perla
住所: 5 Rue Montorgueil 75001 Paris
Tel :  0033 (0)1 40 41 94 53
http://www.restaurant-italien-la-perla.fr/
前菜 9€~
メインディッシュ 15€~
デザート 7€~

2019年注目度ナンバーワンのイタリアン「UNO」

とにかく内装がオシャレなのが今から紹介する「UNOーウノ」です。オープンは2019年夏なので、まだ出来たての新しさ。床一面がモザイク仕立てで入口近くには店名の「UNO」が模してあります。淡いグリーンの壁にビタミンカラーの黄色いオープンキッチンというオシャレな内装のレストランです。

認定食材のみを使うことで有名なイタリアのレストランにいたシェフが、ここパリで新たに出店したレストラン。もちろんイタリア人の友人のお墨付き。

フレッシュな素材を選んで、昔の製法を守りながら毎朝手打ちするというパスタとピザ生地。さすがにひと味違います。コンセプトが『イタリア料理をモダンに』というだけあって、オリジナルな料理が楽しめます。

中でも私のおすすめは、お店の定番となりつつある『Gnocchetti sardi, sauce tomate ーサルデーニャのニョケッティミニパスタ、トマトソース味』と『Tagliatelle au citron & boutargueーレモンとからすみのタグリアテルパスタ』です。

手打ちパスタだけでなく、窯焼きのピザもクラシックなものから選りすぐった素材をつかったものまで並んでいます。その他にも、子牛の7時間煮込み、今日の魚のバーベキューグリルなどの料理も楽しめます。

飲み物はUNOオリジナルカクテルから、有機農法・自然農法のワインと種類が豊富。ここにもシェフのこだわりが伺えます。

どちらかと言うと若者やオフィスワーカー向けです。ただ、向かいに公園があるので、昼間なら子供連れカップルもいます。夜は混むので予約必須です。

●UNO
住所: 37 Rue Berger 75001 Paris
Tel :  0033 (0)1 402 36 20 47
unoparis.com

前菜 6€~
メインディッシュ14€~
デザート8€~

 

あとがき

フランスは美食の国として知られるだけあって、食べ物にこだわりの強い人ばかり。たっぷり2時間かけてランチをとったり、仕事中に気軽にワインを飲むなんてことも珍しくありません。そんなフランスに滞在するからには、ダイエットのことはいったんお預けにして「食を楽しむ」ことに徹しましょう。

そして、フランス料理に飽きてきたら、ぜひパリの本場イタリアンを楽しんでみてください。パリスタYukiが自信を持っておおすすめする「パリで食べるイタリアンレストラン ベスト3」の記事が参考になれば嬉しいです。

 

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